天翔る龍の如く

立浪監督を全面的に応援します!

中田選手と岡田監督

「えっ、 獲ったん。よう獲ったなぁ。全然怖ないよ。まあ打っても10本ぐらいやろ」


この言葉はタイガースの岡田監督がドラゴンズの中田翔選手獲得の一報を聞いたときの反応です。


複数のメディアで取り上げられた言葉なので確実に本人の口から出た言葉なのでしょうが、流石にこの記事を見たときは目を疑いました。


仮に思ったとしても公に口にするべき言葉ではないですし、同じ野球人として常識、マナー、礼節に欠く発言と言っていいと思います。


それほど問題視されることもありませんでしたが、現役監督が他球団の補強をディスるなんてあまり例がありませんし、立浪監督が同じような発言でもしたときにはそれこそ鬼の首を取ったように大炎上させられるのは容易に想像出来ます。


そんな中田選手を侮辱した岡田監督がどれほどの選手だったのかと気になり生涯成績を調べたら、すでに現時点で中田選手が本塁打、打点共に上回っていたのも驚きでした。


どうしたら自分よりも優秀な数字を残している現役選手を見下すようなコメントが出来るのでしょうか。


考えられるとすれば、やはり去年のダントツでのリーグ制覇で自信過剰になっている以外にないと思いますが、勝負事において自信過剰が有利に働くことはありませんし、その影響がすでにオープン戦の結果として顕在化してきています。


紙一重の差で勝敗の入れ替わるプロの世界で、緊張の糸が無意識下に緩んでいるのが現在のタイガースだとすれば、オープン戦での不調にも説明がつきます。


多くの野球解説者の方たちのタイガースへの評価も、流石にトーンダウンしてきているのを感じる中、まもなく開幕です。


見下された中田選手が大活躍して岡田監督の鼻っ柱を折る。


物語としてこれほどわかりやすく痛快なお膳立てもなかなかありません。


中田選手の千両役者ぶりを今から心待ちにしています。