昨日も連敗を止めることが出来ませんでした。 

来期のメジャーを目指す報道が出た後の小笠原投手だったので、どれほどのピッチングを見せてくれるか注目していましたが、褒めることも貶すことも出来ないなんとも中途半端なパフォーマンスに彼の現状が現れているようでした。

 不運なエラーによる失点は気の毒ではありましたが、そもそも不調同士のチームによる試合において先制点は絶対防ぐべきタブーであり、それをあっさりと初回で与えてしまうあたりにまだまだ一流投手には遠いものを感じましたが、彼自身の自己評価は違うのでしょう。 

勝ったり負けたり、貯金は作れないものの、なんだかんだ一軍で通用するという状態が、いつしかメジャーでも同じようにいくハズという認識をしてしまったように思います。 

つい先日、筒香選手が5年もの選手としての最盛期を棒に振ったうえでベイスターズに復帰をしました。 この5年間を夢への挑戦期間と言うことも出来ますが、プロアスリートにとっての５年間というのは、夢だからの一言で片付けられるほど軽いものではなく、その後の人生すら大きく左右する決断です。 

小笠原投手がメジャーに挑戦する以上は確実に成功して欲しいと思いますし、その為にはもう一、二年、日本のプロ野球でレベルアップを遂げてからメジャーに行く道が一番良いのではないでしょうか。

とはいえ夢への挑戦を止める権利は誰にもありませんし、一度芽生えた感情を抑えるのも難しいでしょう。

あくまでも今シーズン後のメジャー行きにこだわるのなら、小笠原投手にはこれからの登板で破竹の連勝を重ねることで、自分のような懐疑的なファンの意見を黙らせて、自身の市場価値を高めた上でメジャー挑戦の切符を掴みとってほしいと思います。