天翔る龍の如く

立浪監督を全面的に応援します!

奇策といえば 後

前回に続いてプロ野球での奇策のエピソードを紹介させていただきます。


それはブラウンシフトとも呼ばれる、元広島カープのブラウン監督が行った作戦です。


ブラウン監督といえば典型的な激情タイプの監督で、猛抗議の末に1塁ベースを投げ捨てたシーンで有名ですが、外野手のひとりを内野に回して、五人を内野守備につかせるというシフトを好んで使用した大胆な策士の一面もある監督でした。


実際の公式戦でドラゴンズに対して仕掛けたこともありましたし、外野フライでも決着がつく場面では確かに有効性もある面白い奇策です。


そういえば去年のシーズンで一度だけ立浪監督がビシエド選手を先頭1番バッターとして起用したことがありましたが、あれも奇策と言えるかもしれません。


ビシエド選手の不振脱却を計った一手であることに間違いありませんが、世間の声に動じない立浪監督だから打てた手だとも思います。


本来奇策とは正攻法では敵わない相手に仕掛けるものであり、磐石なチームが頼る手段ではないのですが、それが見事にはまった時の痛快さというのも確かにあり、それも野球というスポーツの魅力であり、醍醐味といえるかもしれません。