代打福留と立浪監督
前回のブログで代打福留について少し触れましたが、立浪監督初年度の福留選手は、25打席無安打という代打専任としては致命的な成績で、開幕からのスタートを大きくつまずかせる原因となってしまいました。
ゲームのターニングポイントでコールされる代打福留選手のアナウンスが、期待から失望に変わっていく様はファンとしてツラいものがありました。
そもそも25打席無安打の代打を一軍で使い続けるという状況は尋常では考えられないことであり、ここまで大胆な起用を続けられたのは立浪監督の胆力という他ないと思います。
おそらく並みの監督であれば流石に10から15打席あたりで我慢の限界を迎えるハズです。
立浪監督もそのあたりで福留選手の限界には気がつきながらも打席を与えていたのではないでしょうか。
福留選手のキャリア、プライド… 立浪監督自身のキャリアの終わり方… 色々な思いの中で福留選手が納得いくまで第一線でやらせてあげたい… そんな立浪監督の心意気を感じた采配でした。
結局26打席目にしてようやく初ヒットが出たものの、その後も調子は上がらないまま二軍落ちとなりそのまま引退となってしまいましたが、悔いのないキャリアの最期を迎えられたと思います。
そんな福留選手ですが、引退後は恩の出来た立浪監督を支えるコーチになることもなく、野球解説者としてのキャリアをスタートさせたあたりも、契約事にドライな彼らしい選択ですね。
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