天翔る龍の如く

立浪監督を全面的に応援します!

クライマックスシリーズの問題点

現在日本には解決すべき問題が山積しています。


皇室の継承問題、憲法改正問題、少子高齢化問題… 少子化対策こそ最近動き出したようにも感じられますが、そもそも20年以上前に取り組むべき課題に、すでに手遅れになってからようやく乗り出した印象です。


課題の先送りは日本人の悪癖であり、野球界にも解決が先送りされている問題があります。


それはクライマックスシリーズの存在です。


かつてパリーグが観客動員に苦しんでいた時の消化試合対策として導入されたクライマックスが、セリーグにも導入されて現在にまで至っています。 変化があったのはリーグ優勝のチームへのアドバンテージくらいでしょうか。


確かにクライマックスのおかげで消化試合は減りましたが、そのかわり毎年言われることになってしまったのが、リーグ優勝以外のチームによる対決がはたして日本シリーズと言えるのか?という問題です。


特に首位争いをする上位2チームが独走状態で、借金状態のチームが3位になりかねないシーズンが何度かあり、その度にクライマックスの意義を問う声が挙がるものの、これといった改善策も講じられないままここまできてしまっています。


いつかこの先、借金を抱えた3位のチームがクライマックスを突破して日本一になってしまった時にようやくまともな議論がはじまるのでしょうか。


少し前に山川選手のFA問題に乗じて選手会から人的補償撤廃を求める声が挙がりましたが、この件に関してはソフトバンクのルール破りだけが問題であり、求めるべきはルール尊守の厳格化と可視化であるのは一目瞭然のはずですが、このようなお門違いの意見しか出てこない現状を見ると、残念ながらクライマックスシリーズについて建設的な改革が進むのは当分先のことになりそうです。