立浪監督が現在進行形で取り組んでいる最重要課題が二遊間の再構築であることは言うまでもありません。

そしてその工程があまりにも大胆なものであったため、一部のファンや球団OBからも非難され、２年連続最下位の要因と指摘されてしまっています。

最下位の要因であるということ自体は否定しませんが、強いドラゴンズを取り戻す為には必要不可欠な措置であったことは疑う余地がありません。

当時のレギュラーは、万年Bクラスの弱小チームのレギュラーでしかなく、いつまでもそこに頼っていても先に光が見えないことは大半のファンなら薄々気がついていたはずです。

誰かがどこかで批判に晒されながらもいわゆる血の入れ換えを進めるしかありませんでした。

結果として今年はどうでしょうか？　去年無理矢理ながらも二遊間のポジションを空けたことにより、龍空選手、村松選手、福永選手、カリステ選手らに一軍で二遊間の経験を積ませることが出来ました。

その上積みがあったおかげで今年は誰に二遊間を任せるか悩むことが出来るだけの戦力が揃ったと言えます。

いまだに現在の二遊間候補の選手たちよりも、阿部選手、京田選手の二遊間が良かった！　なんて考えているドラファンがいるとは思えません。

去年の今頃、先を見据えた立浪監督の考えを理解できずにSNSで叩きまくった人たちには、改めてSNSで、それが出来ないのならせめて心の中で、立浪監督に対して頭を下げてもらいたいです。