日本代表の敗因は…
今回のWBC敗戦の要因を探る前に大前提として、日本という国を背負って戦った代表チーム全員が、一般庶民には到底計り得ない重責の中、各自のベストを発揮しようとしたことを忘れてはいけません。
ですので、特定の選手が結果を残せなかったことについて言及するのではなく、代表チーム全体の雰囲気・一体感といった点にフォーカスして敗因について考えてみます。
まず比較対象として前回のWBC代表チームを思い返すと、大谷翔平を中心に、師弟関係である栗山監督が持ち前の明るさでチーム全体を上手くまとめあげていた印象がありますが、それと比べると井端監督はずっと暗かったですよね。
プレッシャーのかかる立場なのは理解しますが、チームをまとめる以上そこは感情のスイッチをいれて、なんなら道化を演じるくらいの覚悟でもって、栗山監督以上の明るさ・快活さでもってチームを明るい雰囲気で率いて欲しかったというのが本音です。
もう一点は、日本チームの核である大谷翔平がWBCでの二刀流を封印したことも、チームとしての勢いに与えた影響は少なくなかったと感じます。
大谷自身がドジャースの意向に配慮して、打者に専念したこと自体は何も間違っていませんし、非難するつもりは微塵もないのですが、前回も今回も日本代表チームはどうしたって大谷中心のチームになることは避けられず、彼のモチベーションがそのままチームに波及したであろうことは想像に難くありません。
前回大会の大谷はエンジェルス在籍の最終年で、チームとしては毎年ポストシーズンにも残れない不本意な状況下の中で、WBCへの意気込みについては並々ならぬ物があったでしょう。
それによって手に入れたWBC優勝の栄誉に加え、ドジャースでのワールドシリーズ2連覇という称号を手に入れての今大会。
絶対に手を抜いたなどとは思いませんが、前回と同じだけの熱量で挑めていたのかは疑問の残るところです。
それと、前回大会があまりに劇的な展開だったことで、我々日本人はどこかでWBCは日本中心にストーリーが展開していくという錯覚に陥っていたきらいがあった気がしますが、世界の強豪が集う大会において何度も続けて好結果を求める方が無茶ってもんでしょう。
前回大会は大谷翔平という稀代の天才を中心に全てが上手く合致したからこそ、あのような奇跡的な瞬間が訪れたということを改めて思い知らされました。
最後に、決定的な失点をしてしまった投手への誹謗中傷は害悪でしかない卑劣極まりない行為であり、許されるものではありませんが、それでもある程度予測の出来た反応でもあります。
井端監督には最後の最後、選手たちを護る盾の役目として、世間のヘイトを自身が引き受けるような言葉や行動でもって代表監督としての引き際の美学・矜持を示してもらいたかったですが、そういった様子が見受けられなかったのは残念でした。
以上、今大会において感じた私見をまとめてみました。
長文お付き合いくださりありがとうございます。
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