天翔る龍の如く

立浪監督を全面的に応援します!

涌井投手の好投だけで収穫

涌井投手が前回の登板で悪夢の初回9失点となったことで、昨日の内容いかんでは2軍再調整も免れない状況において、7回途中2失点としっかりと試合を作ってくれました。


大野投手、柳投手に続いて涌井投手まで計算出来なくなってくると、いよいよローテーションの組み立てが難しくなってくる中で、踏みとどまってくれたことは大きい収穫でした。


打線については、苦手の山崎投手ということもありましたし、細川選手のチャンスの場面では、フォークのすっぽ抜けが逆球の絶妙なストライクになり、三振の布石になるなど、節目節目にツキが巨人側にあるように感じる試合展開だったので、引きずるような敗戦ではなかったように感じました。


肝心なのは取れたハズの試合を落とさないことであり、それさえ出来ればドラゴンズは今シーズンのセリーグにおいて、負け越すような戦力ではないハズです。


目先の目標としては、交流戦が始まるまでに5割以上の星勘定になっていれば充分ですので、ひとまずは勝てる試合を取りこぼしなく、各選手が地に足を着けた試合運びをしてくれたらと思います。

梅津投手に続けるか

梅津投手にもようやく今シーズンの初勝利が記録されました。


イニング途中での降板にアクシデントの心配もしましたが、1安打に抑えながらも不安定な投球内容に、早めの手当てだったようでひと安心でした。


打線も、好調の細川選手の2つのタイムリーだけでしたが、最小得点を投手陣で守りきる本来のドラゴンズの勝ち方が出来たことは良い兆候だと思います。


1つ勝ちが付いたことで、梅津投手も本来のポテンシャルを今後発揮していってくれるのであれば、序盤の足踏みも無駄にはならないので、次の登板ではもう1段階上の姿を見せてくれることを期待したいです。


そんな流れの中、今日の先発は前回登板では最悪の初回で降板となった涌井投手が上がります。


あまりの結果にしばらくはローテをハズれるかもと予想していましたが、今一度名誉挽回のチャンスが巡ってきました。


前回の内容は、ベイスターズの狙いがたまたまはまった出会い頭の事故的な結果とも考えられますし、今日こそは涌井投手らしい、粘りのピッチングでドラゴンズを再び貯金生活に戻してもらいたいところです。

エースまで後一歩

ようやく高橋宏斗投手が今シーズンの初勝利をあげるとともに、ドラゴンズの連敗も止めてくれました。

 

8回までの完璧なピッチングで、中継ぎ陣を休ませることが出来たことも収穫でしたし、7回には自ら追加点の口火となるセーフティバントを決めたことも見事でした。


それだけにこのまま完封勝利が目前まで来ての、自らの連続エラーによる失点、降板は歯痒さが残る幕切れでした。


ヒーローインタビューは細川選手でしたが、実際の舞台裏では宏斗投手がヒーローインタビューを固辞したことで細川選手に回ったんじゃないかと推察したのですがどうだったでしょうか。


降板後の宏斗投手の顔が、まるで敗戦投手のような厳しい表情だったところからは、彼が先に見据えている物の大きさを伺い知れましたし、そうやってひとつずつ成長を重ねてもらいたいです。


最期の詰めが甘いままでは球団の看板を張るエースにはなり得ません。


宏斗投手には、その後一歩を克服して今シーズン中にもドラゴンズのエースと呼ぶに足る存在になってもらいたいと思います。