天翔る龍の如く

立浪監督を全面的に応援します!

守護神ライデル投手の心意気

 今シーズンも絶対的な守護神として期待のかかるライデル投手ですが、無事にキャンプに参加するまでは去年のロドリゲス投手の亡命騒動もあり、気が気でないファンがほとんどだったと思います。


実際のところロドリゲス投手よりも優秀な彼に誘惑のアプローチがなかったと考える方が難しく、おそらくは亡命からのメジャー契約という甘い誘いと、ドラゴンズでの今シーズンを天秤にかけたうえで彼はドラゴンズに戻ってきてくれたハズです。


浅い知識で恐縮ですが、日本でプレーするキューバ選手は年棒をキューバ政府に管理されるため、年棒=自分の給料にはならず、そのことがキューバ選手が亡命してしまう1番の動機でもあります。


亡命すれば来年には何十億という契約金が手に入ることが確実なライデル投手がドラゴンズを選んだということは、彼が野球に求めるものはお金以外の部分が重要なのでしょう。


それがチームメイトとの絆なのか育ててくれた球団への恩なのかはわかりませんが、ひとつ印象深い記憶があります。


少し前のサンドラで、愛知県の離島に住む少年2人が初めて自分たちだけでバンテリンドームまで野球観戦に行くというドキュメント風な企画が放送されたのですが、その少年たちが会いたかった憧れの選手こそライデル投手でした。


少年たちの前に登場したライデル投手の誇らしげな表情が印象的で、感動する少年たちとの交流が微笑ましかった良いVTRでした。


その記憶から、彼があの少年たちを裏切るような去り方をするイメージが湧かず、ドラゴンズに戻ってくることをなんとなく確信していました。



それを踏まえてひとつ物申したいことがあるのですが… 


彼の帰国中にYouTubeで亡命退団が決定的という完全捏造動画を流したYouTuberが散見されました。


これはまさに再生回数に取り憑かれた愚かな行為としか言いようがありません。


軽い気持ちであげた動画でしょうが、それは一時的とはいえライデル投手のイメージや信頼を損なう侮辱的な行為であり、ファンに要らぬ不安を与えた最低の行為だと断罪したい気持ちです。



契約からいえば今シーズンが守護神ライデル投手を見られる最後かもしれません。


最後の最後、最強の守護神である彼が立つマウンドは、立浪ドラゴンズが日本一を決める最高の舞台であることを願っています。