先日山川選手が早速ドスコイを披露したことにより非難する声があがっています。

個人的には変に良い子ぶらずに敢えてブーイングを浴びるヒールレスラーくらいの覚悟でしたのであるのなら好感も持てるくらいですが、実際のところはわかりません。

そんな山川選手はFA宣言をする際に、自ら戒めという言葉を使ったことで、一時的に移籍先候補にドラゴンズの名前が挙がったことはドラファンの記憶には新しいことです。

SNS上での瞬間最大風速はスゴイものがありましたが、結局のところはおそらく元々の既定路線であったソフトバンクへ移籍し、ライオンズファンから大きな反感を買ってしまったことは周知の事実です。

ファンからの非難とは逆に、球界関係者からは山川選手を擁護する声が多かったイメージがありますが、なかでも宮本慎也さんのコメントが印象に残っています。

宮本さんといえば立浪監督とは先輩後輩の間柄で、立浪監督が就任時にヘッドコーチの要請をしたものの固辞されてしまった経緯があり、ドラファンとしては少し複雑なものを感じます。

その宮本さんが出演するYouTubeの動画で、山川選手の移籍を擁護する発言をしていたのですが、その根拠としていたのが、ライオンズファンの集うイベントで山川選手の復帰について意見を聞いたところ、ほとんどが賛成だったからというものでした。

この論拠の矛盾にお気づきでしょうか？

ライオンズファンはあくまでもライオンズでの復帰なら支持するのであって、他球団、しかも同じパリーグのライバル球団に移籍しての復帰となれば話は違いますし、賛否の割合であれば圧倒的に否が多くなるハズです。

宮本さんといえば、YouTubeの動画や野球解説でも理性的で理論的、それでいて素人にも解りやすく丁寧な話し方をされる思考力のとてもスマートな方という印象で、こんな矛盾に気がつかないことには違和感を覚えました。

ひょっとすると山川選手を擁護するために敢えてファンの意見の論点をズラして世論のミスリードを誘おうとしたのではないのか？　…などと考えてしまったりします。

もしもこの想像が当たっていた場合、それは悪い意味ではなく、宮本慎也さんという方はスマートなだけではなく、クレバーさも兼ね備えた人物だと評することが出来、恵まれたとは言えない体格で球界を代表する遊撃手までにのしあがった理由の一端が垣間見れた気がしました。

気になる方は是非動画を視聴してみてください。